Asentics PRECISE. 複雑なシールの検査のためのオールインワンソリューション。

Asentics PRECISEは、複雑なシールを360°検査するために当社が新たに開発した、独立型マシンとして単体でも、既存の生産ラインに組み込んでの使用でも可能なオールインワンシステムです。
なぜPRECISEが存在するのか?
複雑なシール。これはどういう意味でしょうか?特殊な断面形状とデザインからなるシール。シャフトシールが一般的な例です。これらは「単純な」Oリングではなく、複数の材料と部品からなる複雑な製品です。これらすべての部品(例えばリップシールやスパイラル スプリング)がその目的を果たすためには、完璧な品質が不可欠となります。しかし、シール表面や機能表面がアクセスしにくい場所にある場合、光学的品質管理にはある種の困難を伴います。PRECISEはこの特殊な課題のために開発されました。その独自のユニークな検査コンセプトにより、シャフトシールやその他複雑なシールの、信頼性の高い100%検査が可能です。
キーワードは「部品の取り扱い」 – シャフトシールの品質管理における根本的な課題
従来の検査マシンでは、テスト部品は固い土台(例えばガラスディスク)の上を搬送されます。しかし、このような部品の取り扱い方では、シャフトシールが持つ複雑な構造やディテールのため、完全な検査ができません。この要件を満たすためには、高精度の画像処理に特化した、このような条件に特別に適応する部品取り扱いグコンセプトが必要です。Asenticsはこの難題に挑戦し、PRECISEの中枢となる最も重要な機能を開発しました。: 周囲を最大5つの高解像度ビジョンセンサーに囲まれた12個の検査ステーションを備える、記録測定型ロータリーインデックステーブルです。テスト部品は特別に設計されたワークピース・ホルダーで固定され、シールリングのあらゆる位置がさまざまな角度から完全に記録され、わずかな欠陥も確実に検出することを保証します。さらに、迅速な切り替え・移行により、直径や高さの異なる多種多様な製品の検査が可能です。

リップシール、表面からバネまで…Asentics PRECISEはシャフトシールの全構成要素・コンポーネントをチェックします。
ビジョン性能がなければ、部品の取り扱いがどんなに優れていたとしても意味がありません。Asenticsの超高解像度ビジョンセンサーは、シャフトシールの全構成要素・コンポーネントを検査します。それは次を意味します。
リップシールに極小のチッピング、残留バリ、トリミングの欠陥がないかのチェック。
空気側リブの3D検査を含む、内側および外側表面の検査
スプリングの点検


インテリジェント評価、設定可能な排出機能、直感的に使用可能な使いやすいユーザーインターフェース…Asentics PRECISEのその他の多くの利点と特徴
強力な評価ユニットがすべてのカメラからの全画像・データを分析し、検査結果を最短時間で提供します。OK部品・合格品は(オプションにて)ベルトコンベヤーにより排出されます。The Asentics Special Defect Sorting /Asentics特殊欠陥選別機能(SDS)は、4つの排出シュートへのNOK部品・欠陥品の排出をコントロールします。これらは、欠陥特性や欠陥クラスに応じて様々な方法で設定することができます。

キーワードはユーザーインターフェース: オペレーターとマシンをつなぐ中心的なインターフェースとして、オペレーターのためにテクニカルな複雑さを排除することを目的とした、まったく新しい、ユーザーフレンドリーなインターフェースがPRECISEのために開発されました。
具体的には以下を意味します。
従来の操作機能の簡単な操作
ユーザーガイダンスや、スループット、容器の充填レベル、エラー頻度の統計などのような、関連する全プロセスデータを明確に視覚化
容易な新規部品データ作成、既存の製品タイプの編集
マシンの状態について継続的にフィードバックする有意義なステータスメッセージおよび情報メッセージ
直近のエラー画像の選択表示

その他のハイライト MASTER CYCLE PROCESS – プロセスの信頼性をさらに高めるために
画像処理システムにおいて、エラーが発生してしまうことがあります。例えば、ビジョンセンサーのレンズがほこりやその他汚れで覆われている場合などです。このような場合、欠陥のあるリングが誤って知らぬ間に、良品と分類されたり、またその逆が起こることがあります。
このため、ASENTICSは、「マスターパーツ」または「ゴールデンサンプル」と呼ばれる、事前に予め定義されたテスト部品に対し、ユーザーインターフェースを介して手動または自動で開始できるテストプロセスを組み入れました。
このテスト部品には、あらかじめ分かっている特性(欠陥など)を持っています。MASTER CYCLE PROCESSは、選択したシーケンス試験の結果とそのパラメータが、マスターパーツの特性と一致しているかどうかをチェックすることができます。簡単に言えば、事前に分かっているマスターパーツの特定の特性(欠陥など)をビジョンシステムが検出しているかどうかを確認することができます。「チェッカーをチェックする」というモットーに忠実に、これはマシンが完璧に作動していることを保証する、シンプルで定期的・規則的な方法です。
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